心身症の原因は「心」なのに、何故体が故障するの?心と体は表裏一体です!

心身症も心の病気だと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし心身症は心の病気ではなく体の病気だと認識しましょう。ストレスに対する体の防御反応が過剰となって、体の病気が引き起こされてしまうというメカニズムです。

「心身症」とは固有の病名ではない

夜眠れなかったり、気分が落ち込んだり、猛烈な疲労感などで病院を受診して、特に原因となる悪いところが見つからなかった場合に「心身症」という病名が付くことがあります。
いったいこの心身症とはどのような病気なのでしょうか。
ストレスによって心が不調になって、その症状があらわれたものを心身症といいます。その発症のきっかけや経緯から、心の問題やストレスが大きくかかわっているために、心の病気だと思われるのは当然でしょう。しかし、実は心身症は体の病気であって、心の病気ではありません。そもそも、心身症というのは病名ではなく。ストレスに対する体の反応の総称として考えるべきでしょう。
心身症は体の病気ですから、治療は体の不調を回復させることが主になります。そして原因である心の問題も同時に解決する必要があります。

心身症は2タイプ

心身症の発症に関しては、ストレスとなることが原因になる場合と、そのことによって考え方や行動がストレスを誘導する場合があります。出来事そのものが原因になるものを「現実心身症」と呼びます。たとえば、家族や大切な人との別れ、可愛がっていたペットの死や失恋、家事や地震、株などで財産をなくすなどの喪失感などのストレスで体に病気が起こります。
もうひとつは生い立ちや生まれ育った環境によって形成された性格や考え方、体質などの影響が強いものです。性格の特徴としてはまじめで完璧主義、さらには潔癖症などストレスを溜めこみやすい人に多いようです。

うつ病や神経症と何が違うの?

うつ病や神経症というのは、心身症と違って心の病気です。
しかし、心身症と同じように頭痛やめまい、吐き気など身体的な症状を伴うことが多くあります。この場合も原因は心にあります。ストレスがかかわってきますが、実はうつ病や神経症の身体症状と心身症とははっきりと区別がつきます。
心身症の場合、胃が痛いという症状があった場合、検査をすると胃潰瘍や胃炎といった病変が見つかります。しかしうつ病や神経症の場合にはこうした検査をしても全く異常が見つからないケースがほとんどです。
つまり心身症はストレスによって「胃が痛い」という気持ちがいつの間にか慢性になってしまい、現実にストレスが胃潰瘍などを引き起こすということなので、両方を同時進行で治療する必要があります。

うつ病かもしれない…と病院へ行って体の検査を受けたときに、実際の病気が見つかれば心身症の疑いが大きくなります。心身症の場合は、まず原因から治さなければイタチごっこになるので、メンタルのケアに行きましょう。

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