アドラー心理学でのライフスタイルって?

アドラーの唱えるライフスタイルは、わたしたちが普段考える「生活におけるこだわり」というような解釈とは違って、人の「性格」や「信念」のことを言っています。一般的な考えとして人の性格はなかなか変えることができないと思われています。でも、アドラーの考え方は違います。人の性格はいつでも変えられるというのです。

ライフスタイルを作る要素

ライフスタイルという言葉は「性格」と表すと揺るぎない不変なものと思われてしまうことを回避するために使われます。ライフスタイルは「身体的特徴」と「環境」から生まれてくる感情や行動によって作り上げられます。身体的特徴とは、遺伝的に元々ある気質や身体に先天的な障害のことをいいます。「わたしは生まれつき○○だから」といった言葉で始めている性格がこれに当たります。環境とは、家庭環境や国や地域の文化のことです。特に兄弟の数や生まれた順番、家族の男女構成や雰囲気など、普段から長く一緒にいることが多いため、家庭環境による影響は特に大きいものとなります。「長男・長女はしっかりしている世話焼き」とか「一人っ子はマイペース」、「真ん中の子は空気を読むのがうまい」とか「末っ子は誰かを頼りやすい」。このような性格の傾向は家庭環境の影響なくして生まれません。他にも国の政策や地域性によって、慎ましいことが美徳であったり、自己主張が強くないと生きていけなかったりすると、それも人格に作用していきます。

ライフスタイルは変えられる

同じ長男でも、しっかりものもいれば、わがままし放題の人もいます。同じような境遇でも、「僕がお兄ちゃん」という自覚が芽生え、しっかりする長男もいれば、親の愛を誰よりも受け取ろうと、わがままになる長男もいるのです。生活環境や地域や国といったものがライフスタイルの構成要素であっても、それを受け取り解釈するのはあくまでも自分。今までのあなたの性格や考え方の基本は様々な要因や現象を受け取ったあなたが選択してきた結果です。「性格」といっても、ただ考え方やものの見方にクセや特徴があるだけ。「こういう性格になりたい」と思えば、いつでも、いくらでも軌道修正ができるのです。「わたしはこういう性格だから」と自分のことを振り返るのは、今の自分を変える第一歩。「積極的な性格になりたい」とか「少し場をわきまえられるようになりたい」と思っているなら、自分の現在の姿をとらえて、どうやったら理想に近づけるのかを考えていきましょう。その思考に基づいて行動し続けることで理想の自分を手にいれることができますよ。

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